コラム

2026/05/01 コラム

建設業許可の取得要件と手続き

建設業許可の取得には、経営管理能力、専門技術者、財産的基礎、誠実性の5要件を満たすことが必須です。

Q. 建設業許可とは何ですか?

建設業を営むためには、原則として建設業法に基づく許可を得る必要があります。建設業許可には、「一般建設業許可」と「特定建設業許可」の2種類があります。

一般建設業許可は、下請金額が一定額未満の工事を受注する場合の許可です。特定建設業許可は、下請金額が一定額以上の工事を受注する場合の許可で、より厳しい要件が課せられます。

東京都内で建設業を営む場合、東京都知事の許可を得るか、国土交通大臣の許可を得る必要があります。東京都内のみで事業を営む場合は、知事許可で足りますが、複数の都道府県で事業を営む場合は、大臣許可が必要になります。

建設業許可のない事業は、違法行為になり、罰金刑や懲役刑に処せられる可能性があります。また、許可なしで工事を受注した場合、その工事代金を請求できなくなるという法的効果も生じます。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 建設業許可の5要件は何ですか?

建設業許可を取得するには、以下の5つの要件を全て満たす必要があります。

第一に、経営管理能力です。建設業を営むための経営経験と管理能力を有していることが必要です。一般建設業許可の場合、過去5年間に建設業の経営経験があることが条件です。

第二に、専門技術者です。許可を申請する工事種別について、一定の資格や経験を有する技術者を配置することが必要です。例えば、一級建築士、二級建築士などの資格が必要な場合があります。

第三に、財産的基礎です。建設業を営むために必要な資本金や流動資産を有していることが必要です。一般建設業許可の場合、自己資本が500万円以上であることが条件です。

第四に、誠実性です。申請者が法的に誠実であり、建設業法や関連法令を遵守する意思を有していることが必要です。破産経歴や法的違反がないことが確認されます。

第五に、欠格事由がないことです。許可申請から5年以内に建設業法違反で処罰を受けていないことなど、一定の条件を満たす必要があります。

これらの5要件は、許可取得後も継続的に満たす必要があります。要件を失った場合は、許可を失うことになります。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 建設業許可の申請手続きはどのようなものですか?

建設業許可の申請は、以下の流れで進みます。

第一に、必要書類の準備です。建設業許可申請には、多くの書類が必要です。法人の場合は、登記事項証明書、定款、決算書などが必要です。個人の場合は、身分証明書、納税証明書などが必要です。

第二に、技術者要件の確認です。許可を申請する工事種別について、適切な資格を有する技術者を配置する必要があります。東京都知事許可の場合は、東京都に技術者の履歴書を提出します。

第三に、申請書の作成です。東京都建設課が様式を定めており、その様式に従って申請書を作成します。申請書には、経営管理能力、財産的基礎などについて詳細に記載する必要があります。

第四に、審査です。東京都は申請書の内容を審査し、5要件を満たしているかどうかを確認します。

第五に、許可証の交付です。審査に合格した場合、許可証が交付されます。許可証の有効期間は5年です。

弁護士や行政書士のサポートにより、手続きを円滑に進めることができます。

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Q. 一般建設業許可と特定建設業許可の違いは何ですか?

一般建設業許可と特定建設業許可は、下請契約金額の上限により区別されます。

一般建設業許可では、下請業者に対する工事代金が一定額未満である場合に許可を得ることができます。具体的には、建物工事の場合、下請契約金額の合計が4000万円以下であることが条件です。

特定建設業許可では、下請業者に対する工事代金が上記の金額を超える場合に必要です。特定建設業許可を得るには、より厳しい要件があります。特に、資本金要件が高く(自己資本が4000万円以上)、配置する技術者の要件も厳しくなります。

東京都内の大型建設プロジェクトでは、特定建設業許可が必要になることが多いです。これは、下請業者が多く、下請金額が高額になるためです。

許可の取得後、営業内容が変わった場合(例えば、一般許可から特定許可に変更する場合など)は、許可の申請変更手続きが必要です。これらの手続きについても、弁護士や行政書士のサポートが有効です。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 許可取得後の義務は何がありますか?

建設業許可を取得した後も、多くの義務があります。

第一に、営業報告です。建設業者は毎年決算期から4か月以内に、営業成績について東京都知事に報告する義務があります。この報告には、決算書、技術者の変更等の情報を含めます。

第二に、帳簿の作成・保存です。建設工事の請負契約、下請契約、支払いなどについて、適切な帳簿を作成し、保存する義務があります。東京都の監督機関は、この帳簿の提示を求めることができます。

第三に、技術者の配置です。建設工事を行う場合、許可を申請した工事種別について、適切な資格を有する技術者を現場に配置する必要があります。

第四に、下請契約の適正化です。建設業法24条の3で定めた下請契約の適正処理(期限内支払いなど)を遵守する必要があります。

第五に、許可更新です。許可の有効期間は5年であり、継続して事業を営む場合は、期間満了前に更新申請を行う必要があります。

これらの義務を果たさない場合、許可の取り消しや行政処分を受ける可能性があります。弁護士による継続的なコンプライアンス支援により、適切な営業が実現します。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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